忍者ブログ

そんな事してる場合?

ただいま現実逃避中…

[197]  [195]  [194]  [189]  [193]  [192]  [191]  [188]  [187]  [186]  [183

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「12人の優しい日本人」その2

「12人の優しい日本人」感想・役者さん篇
(毎度の事ながら長いです。)

浅野和之さん
三谷さんの脚本に出てくる登場人物を「迷惑をかける人」と「かけられる人」に分けるとしたら、間違いなく「かけられる人」の役になると思われる人。どうしても(私の中では)地味なイメージがついてしまっているのですが、あれだけの個性の強い人達をまとめる陪審員長には、こういった真面目で地味な人がいいのかも。12号に仕切られて、すねて柔軟体操をする姿が可愛いかったですvv(年上の方に可愛いと言うのもなんですが)

生瀬勝久さん
熱演でした。とにかく台詞の量が多い。「話し合いましょう」 この台詞、何回言ったことでしょう(笑)11人の「無罪」主張者を相手に1人で戦うわけですから、熱も入るわけです。
映画版では相島一之さんが演じてて、もっと生真面目な感じだったのですが、生瀬さん、けっこう攻撃的。最初、無罪に挙手した時「無罪だったらいいなぁと思ったから」と言ってた割に、「有罪」を主張する人が増えてきた時、嬉しそうでしたねー。被告と自分の奥さんを重ね合わせ、だんだん感情的になっていく姿が悲痛です。

伊藤正之さん
消極的で自分の意見は言わないが、甘栗むいたり、投票する紙に「有罪・無罪」を全員分書いたりとまめな人・・・の役なので、地味でした。でもこの役は地味に演じなければならないので、いいんです。地味で。

筒井道隆さん
あぁ、彼にぴったりの役だなぁって感じでした。ほんわかしてて、人の善いお兄さん。でも頑固。最初から最後まで「無罪」を通します。理由は「直感で」というのがまた、いかにも言いそうで。人善さそうなのに、いきなり拳振り上げて生瀬さん追いかけるんで笑ってしまいました。

石田ゆり子さん
この役にはちょっと弱いかな。先に映画版を観てるからかも知れませんが、ちょっと役としては中途半端な感じです。キャリアウーマンって感じでもないし、ヒステリックって感じでもないし、単なるメモ魔な女性ってだけでは弱い。声も小さかったし。あまり舞台に慣れてないからかな?

堀部圭亮さん
「彫りの深い人」・・・ナットク。いろんな小ネタやってます。「姉歯秀次」の落書きとか、マンモスの毛とか。本格的な舞台は初めてだそうですが、堂々と演じてましたよー。舞台栄えするお顔だと思うので、これから舞台もどんどんやられたらいいのにと思います。

温水洋一さん
ウザい人。(ご本人ではなく、役が)「オケピ!」の役もけっこうウザかったんですが、今回もかなりウザい。言ってる事はもうハチャメチャで、陪審員長に何回注意されても喋る喋る。
テレビのバラエティ番組なんかに出演されてるのを見ると、ちょっと気弱な人ってイメージがあったのですが、そのイメージを覆されるような役でした。

鈴木砂羽さん
人の意見でコロコロ意見が変わる人。でも基本的に優しいんだよね。だからどうしても「有罪」ってきっぱり言えずに「むうざい」になっちゃう。面倒見のよい、可愛い女性を演じてました。まったくの余談ですが、実は鈴木砂羽さんの初舞台の「ブルーエンジェル」というミュージカル観てます(別の人目当てで)。シアター1200という、現在の京都劇場の前身の劇場だったのですが、最前列で観劇してて、中央より奥で演じられる芝居が全く見えなかったという、「金返せ」的酷い舞台でした。でも鈴木さんは歌も上手でしたよ。舞台栄えする方なので、これからも舞台やって欲しいですね。

小日向文世さん
ここのところ、「オケピ!」の誉さん、「新選組!」の彦五郎さんとちょっといい加減な人の役ばかり見ていたので、今回のクールな役は意外でした。でもよかったです。映画版の村松克己さんに比べるとちょっと甘いかな。

堀内敬子さん
元劇団四季の女優さん。歌ってない堀内さんを見たのは初めてです。堀内さんってどうしても「若い女の子」ってイメージが抜けなくって。「アスペクツ・オブ・ラブ」のジェニー役とか昨年の「最悪な人生~」の役とか。映画版では年配の女性が演じていたこの役、今回は一体何歳ぐらいの設定なんでしょう?主婦って事ですが。気が弱そうなんだけど、実は頑固な役を上手く演じてましたね。声もよく通るし。でも、今回女性役の年齢が3人とも30代?ちょっと似ていたので、もちょっといろんな世代を入れてもよかったのでは?

江口洋介さん
今回が初舞台。けっこう堂々と演じてたと思います。別にファンじゃないんですが、2列目で見ていたので、江口さんが舞台の前方ギリギリまで出てくるとちょっとドキドキしました。前半は目立たない存在なのですが、後半しゃべりまくりです。話し方が古畑任三郎っぽくなってました。さぁ、今回の舞台で舞台が好きになったのでしょうか?今後の舞台出演は?

山寺宏一さん
第一印象、「背高いやん」・・・どうやら八嶋智人さんと混同していたようです。一応、ちゃんと考えて意見をいう人。陪審員長を差し置いて、ついつい仕切ってしまう。浅野さんがついに拗ねてしまって、謝るんだけど、気がつくとまた仕切ってる(笑)さすが声優さん、声がいいですよね~。

三谷さんが「最高のキャスト」と言うだけあって、すばらしい役者さんばかりでした。
WOWWOWは加入して無いので、舞台中継は録画できなかったのですが、DVD化されれば絶対買ってしまいそうです。

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:

今日のお客様 Part10 うんちくおじさん HOME 「THE 有頂天ホテル」を観てきました。

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新コメント

[01/06 香音里]
[01/06 神田川]
[01/04 香音里]
[01/04 ゆらり]
[12/08 香音里]
[12/03 ゆらり]

茶々丸

最新トラックバック

ブログ内検索

プロフィール

HN:
香音里
性別:
女性
自己紹介:
趣味は観劇。特にミュージカル、三谷幸喜作品、キャラメルボックス、加藤健一事務所が好きです。

幕末の時代に興味があります。好きな人物は土方歳三、榎本武揚ほか、蝦夷メンバー。

What time is it now?

フリーエリア

忍者ブログ [PR]
Template by repe