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そんな事してる場合?

ただいま現実逃避中…

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「ジーザス・クライスト・スーパースター」CD

P1010010_1 「ペテン師と詐欺師」で27年ぶりのミュージカル競演を果たした鹿賀さんと市村さんですが、2人の初共演&デビュー作は1973年、劇団四季の「イエス・キリスト・スーパースター」(のち、ジーザス・クライスト・スーパースターに改題)残念ながら、私は観ていません。

このCDは1976年東京キャスト版です。
キャストはジーザス=鹿賀丈史、ユダ=寺田稔、マリア=久野秀子(綾希子)、カヤパ=水島弘、アンナス=菱谷紘二、司祭=瀬下和久、吉谷昭雄、光枝明彦、シモン=沢木順、ペテロ=滝田栄、ピラト=平野忠彦、ヘロデ王=市村正親
往年のミュージカルファン(特に四季の)にとっては、ニヤリとするキャストです。

キリストが十字架にかけられるまでの最期の7日間を描いたミュージカル。ジーザスを愛しすぎたために彼を裏切るユダの苦悩の物語でもあります。作曲は「オペラ座の怪人」「CATS」と同じアンドリュー・ロイド=ウェバー、初期の作品です。
白塗りに隈取りといった歌舞伎調メイクに大八車を使った「ジャポネスク・バージョン」と、パレスチナの荒野を舞台とした「エルサレム・バージョン」があります。初演時はもともと前衛的だった作品をさらに前衛的なジャポネスク・バージョンで演じ、話題になったとか。
私はこの作品をジャポネスク版で2回、エルサレム版で1回観ていますが、エルサレム版の方がわかりやすくて好きです。

全編歌で綴られていて、「ロックオペラ」と銘打つだけあって、ロック調の曲が多いです。「ゲッセマネ」や「スーパースター」等の大きなナンバーだけでなく、ジーザスの曲はみんな好きで、たまに無性に聴きたくなります。つくづく鹿賀さんのジーザス、市村さんのヘロデ王を観てみたかったなぁと思います。「ジーザス」の日本語版CDは、このCDしか出ていません。しかも劇団四季の公演のCD化だというのに、四季では扱っていません。興味がある方はこちらへ。
劇団四季のHP上で、4代目ジーザスの柳瀬大介さんと、マリアとユダの歌が試聴できます。こんな短いフレーズだけで比べるのもなんですが、柳瀬さんのジーザスと佐渡さんのマリアはきれい過ぎる感じがします。ジーザスは朗々と歌い上げるミュージカルではないので。反対にCDのユダは感情に走りすぎのきらいも…(^^;シャウトしすぎて歌詞がわかり難いところがあります。

しかし、四季はなぜ、ジーザスのニューバージョンのCDを出さないんでしょう?本当は山口祐一郎版が欲しかったのですが、退団されたのでそれもかないません。柳瀬さん版でぜひ出して欲しいですね。…それより!なんで大阪でジーザスの公演やらないんですか!?東京では何度か再演してるのに。もう10年以上も大阪でやってないはずです。大阪をなめんじゃないよでもぜひやってください。ロングランもいいけど、いろんな作品やって下さい。京都じゃなくて大阪で(←わがまま)劇団四季さん、お願いしますm(__)m

35ステップス(劇団四季)
劇団四季
ポニーキャニオン (1988/03/21)
売り上げランキング: 32727

あ、今思い出しましたが、「劇団四季ソング&ダンス 35ステップス」というCDの中に山口ジーザスの「ゲッセマネ」と野村マリアの「私はイエスがわからない」、沢木ユダの「彼らの心は天国に」「スーパースター」が収録されています。

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「Once On This Island」

Once On This Island (1994 Original London Cast)
Original Cast Recording
Jay (1997/02/18)
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ついでに私の好きなミュージカルCDの話を。
日本版のタイトルは「楽園伝説」  ’95年日本初演。
キャストは西田ひかる 松岡英明 日向薫 上條恒彦 佐山陽規 福井貴一 岡幸二郎 曽我泰久 白木美貴子 小此木麻里 田中利花 高谷あゆみ 絵馬優子 浜田紗知子

「人魚姫」をベースにしたカリビアン・ミュージカル。農民の娘ティ・モーンは交通事故で怪我をした金持ちの息子ダニエルを助けて看護し、2人は恋に落ちます。しかしダニエルには婚約者がおり、身分違いの2人は結ばれません。死を司る悪魔パパ・ゲーに「ダニエルを殺せ」とそそのかされるティ・モーンですが…。

物語は悲恋で、ラストもハッピーエンドという話ではないのですが、とにかく音楽が明るい。ノリのよい、南の島風の軽快なリズムで、聴きながらついつい手で机を叩いてリズムを取ってしまいます(笑)音楽を聴くと、今でも舞台のシーンが思い出されます。上演から10年以上たちますが、いまだによく聴く1枚です。ぜひ舞台の再演を熱望します。

ミュージカルCD 昔話

佐山音楽事務所のHPからの情報です。

8月に公演があった「こち亀」のミュージカルがCSでTV放映されるそうです。DVD化の予定もあるそうなので、CSが見られない人も見られるチャンスがあるかも。
舞台のDVD化、ありがたいですが、普通レンタルで出回らないので、見るとなると買うしかない。普通の映画のDVDと違って、ちょっと高いんですよね。

こちらのサイトにミュージカルのCD専門「ミュージカル イン」さんのHPの広告がリンクされていたので、アクセスしてみました。
年寄りくさい言い方かも知れませんが、「いい時代になりましたね」

Les Miserables
posted with amazlet on 06.10.29
Original Cast
First Night (1999/10/11)
売り上げランキング: 9,379
                                                         昔話になりますが、私が若かった頃はミュージカルのCDを専門で扱っているお店は少なくて、私は渋谷の「すみや」さんしか知りませんでした。欲しいミュージカルのCD(輸入物)があれば、手紙を出してカタログ(英語なんだな、これが)を送ってもらい、ハガキで注文書を出して、在庫がなければ取り寄せてもらう。入荷したら連絡を貰って、振込(だったかな?)して商品を送ってもらうという長い手順を踏まなくてはならず、実際に商品を手にするまで、長い時は2~3ヶ月かかったりもしました。
東京へ遠征する時は、ほとんど昼・夜観劇の予定が入っていたので、合間にすみやさんに走り、入荷CDを受け取ったり、短い時間でCDを探したり、新しいカタログを貰いに行ったりしてました。それが今はインターネットで「カートに入れる」をクリックすると、すぐに商品が送られてきて、代金はカードで引き落とし。

今は劇団四季・東宝をはじめ、日本版のミュージカルCDもたくさん出ていますが、当時は輸入物ばかりでした。すみやさんで買ったCDは「レ・ミゼラブル」コンプリート版、「アニー」「ピーター・パン」「エニシング・ゴーズ」「ラ・マンチャの男」「エビータ」「スクルージ」「ジーザス・クライスト=スーパースター」「キス・ミー・ケイト」「ワンス・オン・ジス・アイランド」「ミス・サイゴン」「ミー&マイ・ガール宝塚版」「エビータ オリジナル東京キャスト版」等々。歌詞が英語で解らなくても、音楽だけでも聴きたかったんです。特に「レ・ミゼ」のCDは日本版が出るまで、本当に何度も繰り返し聴きました。今は輸入物も簡単に手にはいりますね。

ミュージカルのカラオケCDもあるとか。いや、カラオケじゃなくてもCD聴きながら歌いまくってますけどね(^-^)

4000分の9

「オペラ座の怪人」の上演が通算4000回を迎えました。日本で上演された舞台では第3位だそうです。1位は「CATS」、2位は「ライオンキング」ですか?

ってことで、私が観た回数の多い芝居、ベスト3は
 ① 「レ・ミゼラブル」  35回
 ② 「ピーター・パン」  12回
 ③ 「オペラ座の怪人」  9回

やっぱり「オペラ座の怪人」は3番目でしたね。「ピーター・パン」の観劇回数が多いのは、かの人がフック船長をやってらしたから。

最近、「オペラ座の怪人」の舞台(っていうか、四季の舞台)を観ていないので、昔話になってしまいますが、「オペラ座の怪人」が日本で初演されたのは1988年4月。実は私がミュージカルにはまったのもこの年で、ミュージカルのチケットを取るのがどれだけ大変な事なのか、まったく知りませんでした。
「レ・ミゼ」を追いかけて、お盆休みに初めて一人で東京に行く決心をした私。1泊2日で「レ・ミゼ」を2回観て、他にもう1本何か観ようと「ぴあ」を見たら、ちょうど「オペラ座の怪人」をやってるじゃありませんか。喜び勇んでチケットぴあに電話したら、「はぁ?今頃何言ってんの!?チケット残ってるわけないじゃん!」みたいに言われ(いや、実際には言われてませんが、私の耳にはそう聞こえた)、「いつだったらチケットありますか?」と聞いた所、「ばっかじゃない?全席売り切れてるに決まってるでしょ!」(くどいようですが、実際には言われてません)って感じの答えでした。その時初めて、「ミュージカルのチケットって取るの大変なんだ」と解かったのです。

っと学習したので、同年12月の大阪公演の発売日には時間前からPGに並んだのですが、まだまだ甘かった。その時はまだ知りませんでした。劇団四季の公演で「良い席」のチケットを取るためには「四季の会」に入会しなくてはならないという事を!その後即入会しましたが、この時の席は後ろから2列目の1番端。
それでも、「オペラ座の怪人」はすごかったです。初めて見た時は、ただ「すごい!」としか言いようがないくらい、すごかった。当時のキャッチフレーズは確か「劇団四季のオペラ座の怪人はすごいらしい」だったと思うのですが、確かにすごかった。最初は舞台装置や歌に目が行ってしまい、あまりに驚きが大きかったので、怪人の感情やクリスティーヌの心境にまで目が行くのは、3回目の観劇くらいからでした。ちなみに当日のキャストはファントム=市村正親さん、クリスティーヌ=野村玲子さん、ラウル=山口祐一郎さん。

その後、いくつもの劇場で繰り返し上演され、これからもロングランを続けるであろうこの作品。CDもオリジナルキャスト(市村版)、ロングランキャスト(山口版)、10周年記念キャスト(今井版)の3つ持っているし、、映画化されたDVDも持っています。それでも大阪近郊で再演されれば、きっと観に行ってしまうことでしょう。

「エニシング・ゴーズ」

Anything Goes: The New Broadway Cast Recording (1987 Broadway Revival)
1988 Lincoln Center Theater Recording
RCA Victor (1990/10/25)
売り上げランキング: 128,273

ブロードウェイミュージカル「エニシング・ゴーズ」

先日、「オーラの泉」に宮本亜門氏が出演されていたのを見て思い出したので・・・。
「エニシング・ゴーズ」は日本初演が'89年、日生劇場。宮本亜門氏の大劇場初演出のミュージカルです。
キャストは主演の大地真央他、川崎麻世、藤田朋子、太川陽介、ロミ山田、内田朝雄、植木等、北村岳子
あらすじは面倒くさいので書きません(^^;

「エニシングゴーズ=なんでもOK」のとにかく楽しいミュージカル。「I get a kick out of you」「Anything goes」「You are the top」などなど、コール・ポーターの音楽が素晴らしくて、今でもたまにCDを聴きます。
「レ・ミゼラブル」が私にミュージカルの素晴らしさを教えてくれた作品なら、「エニシング・ゴーズ」はミュージカルの楽しさを教えてくれた作品。「いつまでも終わらないで欲しい!」と思うほど、楽しい舞台でした。主演の大地真央さんのダイナミックな魅力もさることながら、太川陽介さんのはじけっぷり、北村岳子さんのアクロバティックなダンス、植木等さんのひょうひょうとした面白さ、そしてそれらをまとめてこんな楽しい舞台に作り上げた宮本亜門氏、ただ者ではないと思ったものでした。
今考えると、私がミュージカルにはまったのはちょうど良い時期だったといいますか、はまるべくしてはまったと言いう気がします。「レ・ミゼ」大阪初演を観て、同じ年に「オペラ座の怪人」の初演、そして翌年に「エニシング・ゴーズ」。これでミュージカルにはまらないワケがない!

その後、宮本亜門氏はどんどん有名になられて、私のついていけない世界に行ってしまわれました。「I GOT MARMAN」などのショーストッパーシリーズや「サウンド~」ぐらいまでは、すごく好きだったのですが、「月食」あたりからついて行けなくなってしまって・・・。

明日7月2日は久々に宮本亜門さん演出の「Into The Woods」を観に行って来ます。

宮本亜門氏のオフィシャルサイトは こちら

下の記事について補足

す、すみません。
下の記事について、鹿賀さんの名誉のために書かせていただきます。

鹿賀さんは、幕間に吐血を繰り返しながらも、立派に最後まで舞台で演じ続けられ、カーテンコールまでつとめられました。ほとんどの観客に気付かせずに。すごい役者魂です。
そして、代役に立たれた滝田さんも、当日ご自分の仕事が入っていたにも拘らず、それを調整されて、駆けつけられたそうです。
私が、これからもこのお二人を応援しようと思ったのは、言うまでもありません。




岡田真澄さん死去

↓の記事でも書きましたが、公演の最中、または直前に役者さんが病気や怪我で降板するという事がたまにあります。

十数年前の「レ・ミゼラブル」で鹿賀さんが公演中に吐血して、入院された事がありました。たまたま私はその回の公演を観に行っていたのです。上演中は舞台裏でそんな事が起こっているとは知らずに観ていたのですが、鹿賀さんは歌の途中で一瞬歌詞を忘れたのかと思ったほど詰まってしまったし、他の共演者も歌詞を間違えたり、ぶつかったり、どこか様子がおかしかったんです。カーテン・コールの時はドーランを塗っているにもかかわらず顔が真っ青で、「鹿賀さん、今日どうしたんだろうねー。」などと話しながら、「今日の出来でMy楽日というのは納得いかん、もう1回観よう」とチケットを購入して外に出たら、なんと救急車が待機。その後、鹿賀さんは救急車で病院に運ばれたそうです。
で、翌日からは一足先に楽日を迎えていた、鹿賀さんとダブルキャストの滝田栄さんが、急遽駆けつけ、無事全公演終わりました。私も滝田さんのバルジャンでMy楽日を迎えました。

「レ・ミゼ」のようにダブルキャストが組まれている公演はいいですが、他の公演でこんな事になったら・・・。慌てて代役を探さないといけないんですね。
「You Are The Top」の時は浅野和之さんが代役で登板。初日を4日遅らせて上演されました。それ以来、浅野さんも三谷作品の常連です。ちょっとイヤラシイ言い方かも知れませんが、「代役」というのは意外と大きなチャンスかも知れません。

市村さん主演の「ラ・カージュ・オ・フォール」を東京まで観に行った時、相手役は細川俊之さんだったのですが、どうもろれつが回っていない。「おかしいなぁ」と思っていたら、その3日後に細川さんが倒れて降板したというのを知りました。そこで代役は急遽、岡田真澄さんに。岡田さんは初演でこの役を演じた事があったので、白羽の矢が立ったわけですが、8年もブランクがある。3日間ほとんど休まずに稽古され、3日だけの休演で公演を再開しました。ミュージカルは台詞だけでなく歌もダンスもあるので、本当に大変だったと思います。すごい集中力ですね。

そして、昨年秋の「グランドホテル」。最初、岡田真澄さんの名前もキャスティングされていたのですが、「体調不良のため降板しました」とチラシに書かれてあったので、けっこう御歳も召していらっしゃるので、どこか悪いのかなぁと思っていたのですが…。
昨日の新聞でご逝去されたと知りました。

謹んでご冥福をお祈り申しあげます。合掌。

「レ・ミゼラブル」

1987年 帝国劇場初演。ミュージカルファンでこの作品を知らない人はいないでしょう。初演から18年、キャストを替えながら再演を繰り返している、日本で最も愛されてるミュージカルの1つではないでしょうか。今年5月に2000回公演を迎えました。

ヴィクトル・ユーゴーの長編小説を全編歌で綴る約3時間のミュージカルに。パンを1つ盗んで牢獄に19年入れられていたジャン・バルジャンが仮出獄し、司教さまと出会い、食器を盗んだ罪を許されて改心します。そしてその後生まれ変わったバルジャンの人生に、不幸な女性ファンティーヌやその娘のコゼット、バルジャンを追うジャベール、バリケードを築いて政府軍に反抗する学生などが絡んできます。

初演当時、全キャストオーディションということで話題を呼びました。全キャストオーディションの割にはプリンシパルは有名な人がズラッと並んでいましたが、「スターを作るミュージカル」とも言われ、この作品に出演した後、大きな舞台で第一線で活躍されている俳優さんはたくさんいます。初演の本キャストは バルジャン 鹿賀丈史 滝田栄(Wキャスト)  ジャヴェール 鹿賀丈史 滝田栄(Wキャスト)  ファンティーヌ 岩崎宏美  コゼット 斉藤由貴  マリウス 野口五郎  アンジョルラス 内田直哉  エポニーヌ 島田歌穂  テナルディエ 斎藤晴彦  マダム・テナルディエ 鳳蘭

なぜこのミュージカルにこれほど心魅かれるのでしょう。ジャヴェールの台詞を借りて言うなら「心ふるえる」のです。 観劇した直後にすぐまた観たくなってしまいます。全編を流れる美しい音楽、すばらしいミュージカルナンバー。主人公はバルジャンですが、後半はむしろ学生たち群集を中心に物語が進んでゆきます。みんなそれぞれが信じるものを持ってるんですね。神であったり、法律であったり、自由な新しい世界であったり。そしてそこに描かれる父娘の愛、母の愛、男女の愛、友情・・・。観終わった後はいつも心が洗われる気持ちがします。初めて観たミュージカルが「レ・ミゼ」でなければ、おそらく私は劇場通いをしてなかったでしょう。

日本版のCDは現在、赤版(鹿賀、村井バージョン) 青版(滝田、今井バージョン) こちらは普通のCD屋さん、ネットショップで買えます。(アマゾンでは青版は売切れになってました) 2003年公演キャスト版は4種類、山口・今バージョン、 別所・岡バージョン、石井・高嶋バージョン、今井・内野バージョン。こちらは東宝の直販なので帝劇のショップ、東宝ミュージカルが上演される期間の劇場の売店、および通信販売でしか買えません。                                  

私が持っているのは赤版、青版、2003年版の山口版、別所版。ついでにロンドン・オリジナルキャスト版、3枚組みのコンプリート版。ちなみに一番よく聴くのは赤版。私の中ではいまだにバルジャンは鹿賀さんなのです。

ミュージカルとの出会い

あれは「レ・ミゼラブル」の大阪初演の年の2月の休日。私はそれまで演劇など学校行事でしか観たことがない普通のOLでした。(歳がばれる・・・) その日は義理チョコを買いに近所の百貨店へ。催事会場横のチケットぴあの前を通った時、「レ・ミゼラブルいい席あります」の貼り紙が目に入りました。「レ・ミゼラブル」は小学生の時に読んで(多分一番最初は「ああ無情」だった)初めて感動して何度も読んだ本でした。ミュージカルがどんなもんかろくに知りもしない私が、なぜか無性に行きたいと思い、数日後チケットを買いに行きました。

    「不思議ね、私の人生が始まった。そんな感じ」

まさにそれ! その日のバルジャンは滝田栄さん、ジャヴェールは佐山陽規さん。もう、プロローグの司教さまがバルジャンに蜀台を与えるシーンから泣きっ放し。終演後はしばらく席から立ち上がれませんでした。それほど初めて観たミュージカルは衝撃的だったのです。全編を流れる美しい音楽、歌。それにのせて綴られる登場人物それぞれの物語。当時は休憩をいれて3時間45分ほどあったと思うのですが、感動と驚きの連続でした。 そして、そして佐山さんの歌声。失礼ながら、佐山さんのことは全く知らなかったのですが、歌を聴いた瞬間、「この人誰?」と思わずパンフレットをめくっていました。以後、この方の声に惚れて追っかけをすることになるのですが・・・。

結局それから1ヶ月の間に3回劇場に通い、その後もどうしてもまた観たくなって東京まで。この日を境に私は坂道を転がり落ちるように、劇場通いの道に足をみ入れてしまったのでした。

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香音里
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自己紹介:
趣味は観劇。特にミュージカル、三谷幸喜作品、キャラメルボックス、加藤健一事務所が好きです。

幕末の時代に興味があります。好きな人物は土方歳三、榎本武揚ほか、蝦夷メンバー。

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