老い

ここ数カ月というもの、「老い」について考えさせられています。自分はまだまだ若いと思っていても、「老い」は確実にやって来るんだなぁ、と。

姑は以前から一人暮らしで、ヘルパーさんに介助などは頼んでいたのですが、今年の春頃から老人性の症状が見受けられるようになり、ここ２、3か月でかなり進行したようです。情緒不安定でわがままがひどくなり、ヒステリーを起こすことが多くなりました。電話をかけた時に相手が出ないと腹がたつらしく、毎日のように入っている留守電を聞くのが怖かったです。1人での生活が無理になってきて、平日は近所に住む義妹が面倒を見てくれているのですが、頼りっぱなしでいるわけにもいかず、最近は休日はほとんどダンナの実家に行っています。

それでも、まだ「老い」は私にとっては他人事でした。ところが、最近実母にも症状が出始めたのです。これはかなりショックでした。母という存在は私にとって、いつまでも「頼れる存在」だと思っていたのに、まるで立場が逆転してしまったかのようなのです。このまま母が壊れていくんではないかと思うと、ものすごい寂寥感と不安に襲われました。
伯母にも認知症の兆候があるので、「顔が判るうちに兄弟会をしよう」と、従姉がこの3連休に計画をしてくれ、母も一緒に郷里の新潟まで連れて行ってもらたのですが、まぁこの1カ月の大変だったこと（笑）行きは父が伯母の家まで母を連れて行き、帰りは私が京都駅まで迎えに行きました（大阪在住なのになぜ京都かっていうのは、また長い話があるのですが…）
3連休の後もう1日休みを取って、かねてから予約していた神経内科に母を連れて行きました。ＣＴを撮ったり、いろいろな検査をしたのですが、今のところはもの忘れが激しいくらいで認知症の症状もないし、特に薬などで治療しなくても大丈夫だろうということでした。ただ、家族の人が気をつけてあげてくださいと言われました。

認知症だとかアルツハイマー病だとか、テレビのドキュメンタリーなどでは見ていたけれど、突然現実になった「老いる」という事。誰もが避けては通れない道。できるだけのことはしてあげたいと思うのですが…。

ということで、こちらのブログの更新は滞りがちになると思います。合間にはちゃんと芝居を観に行ったりもしていますが、感想など長文を書く気力がありません。書きたいネタはいっぱいあるんですけどね。ほとんど更新していない状態なのでアクセスも少ないし、いっその事閉鎖するか、別宅と統合するか…考え中です。